投資

仮想通貨のエントリーじゃないけども、投資ブログではあるので、最近のアメリカの株安の原因の一つである「VIX」を調べるの件

こんにちは、「投資としての仮想通貨」管理人のなおです! 

VIX

 

 

0.アメリカ株安の原因??

2018年2月の三連休の前あたりに、ダウ工業平均がだだ下がりを続け、

これに起因して、日本市場の株価はだだ下がり状態となっていたタイミングがありました。

 

要因については、

 

トランプ大統領による法人税減税施策による税財源の不足分を国債で補填する必要があることから、今後国債が大量に発行されるのでは、という懸念から国債の利率が上昇(従い、国債価格の下落)したため

 

VIX指数に連動したETFなどでは、VIXが一定の指数以上となるとポートフォリオのリスク平準化のために、株式を売却して、その他のリスク資産へと移転させることがアルゴリズム上組み込まれているから

 

などと報道機関では説明されているように思います。

 

このうち、①の米国債価格の下落・金利上昇については、今後大量の国債が市場に流入してくるのであれば、今後価格は下がるだろう、なので、今のうちに打っておくしかなくね?っていう理由で売却が進んだのでしょう。

 

ある程度、わかりやすい理由です。

 

これに対して、②のVIX指数についてはどうでしょうか。

 

なおは今回のことがあるまでVIXについては知りませんでした。

ですので、これを契機として、本稿では、

実務家のためのオプション取引入門」を参照しながら、

できるだけ専門性を維持しつつ、わかりやすい説明をしてみようと思います!

 

 

1.VIXってなに??

実務家のためのオプション取引入門 によると、

VIXは、S&P500指数のバリアンスストリップ値から得られる向こう30日間のインプライドボラティリティを表したもので、別名「恐怖指数(Fear Index)」とも呼ばれ」るものであるという説明がされています。

 

そして、この理由は

株価が下がると、VIXは上昇する傾向

にあるためです。

 

いつもながら、最初の説明のところでは、

一読しただけでは、まじで何もわからない笑。

 

まあ、正直なところ、VIXってものは株価が下がると上昇するので、

逆に言えば、VIXが上昇していると、危ないんだなって思うだけでも、

いいのかもしれませんね。

 

ただ、それでは、投資ブログ家としては失格!!!

 

なので、読み解くポイントは、

バリアンスストリップ

インプライドボラティリティ

の二つにありそうだなあと当たりをつけて以下解説を試みます。。。

 

それでは、順を追って一緒に理解してみましょう!

2.でも、そもそも、オプションってなあに?

VIXを説明する前にそもそもオプションってなあに?

っていう疑問を持つ方いらっしゃいますよね。

 

そこで、まずは、オプションとは何かを解説します。

 

実務家のためのオプション取引入門 によると、

「オプションとは、特定の原資産を決められた価格で、一定の期間内で売買する権利」

のことであるとしています。

 

この定義の中で、日常用語として使われないのは、

原資産という言葉だけでしょう。

 

この原資産というのは、

権利行使の対象となる資産のことで、株式、コモディティ、為替、債券やそれらの指数、先物など

のことです。

 

ちょっとわかりづらいですかね。事例で考えて見ましょう。

 

オプションは、例えば、

500milのエビアンを110円で一ヶ月後に、買うことができる権利

という感じで表現できます。

 

ここでは、

  • 500milのエビアン→特定の原資産
  • 110円で→決められた価格
  • 一ヶ月後に→一定の期間内で

に対応しています。

 

つまり、将来のどこかのタイミングで、あらかじめ決められた価格で、何かを売ったり買ったりする権利のことをオプションと言います。

 

ちなみにオプションとよく似たものとしてフォワード(先渡契約)があります。

 

フォワードとは、

二者の間で、将来のある時点にあらかじめ決められた価格で対象となる資産を売買する契約のこと

を言います。

 

両者はよく似ているのですが、オプションフォワードの差分は何でしょうか。

 

それは、

オプションはあくまでも「権利」であるのに対して、

フォワードは「義務」であることです。

 

つまり、

オプションが権利であるということは、

実際には自分にとって不利になる場合は行使する必要がないということになりますが、フォワードは不利になろうが何だろうが行使しなくてはいけない

ということになります。

 

この点がオプションフォワードの大きな差分となります。

 

こんなんで、とりま、オプションについては理解していただいた!

ということにして、次からいよいよ、VIXのキモの解説に行ってみたいと思いまっす!

 

 

3.インプライドボラティリティってなあに?

インプライドボラティリティの前にそもそもボラティリティってなあに?っていう疑問持つ人もいますよね。

 

なのでまずはボラティリティの説明からいきます。

 

ボラティリティとは、オプション価格決定要因の一つです。

オプション価格を決定する要素は、

 

     ①行使価格

     ②原資産価格

     ③満期までの時間

     ④ボラティリティ

     ⑤配当

     ⑥金利

 

の6つです。

 

このうち、行使価格原資産価格満期までの時間は、

先ほど(2.のオプションってなあに?ところに記載したやつ)

エビアンの事例でいえば、

 

①行使価格→110円のこと

②原資産価格→エビアンを今買ったらいくらなのか?っていう価格のこと

③満期までの時間→1ヶ月後

 

という感じになります。

 

オプション価格を決定する要因の中でもっとも重要なものが、

ボラティリティになります。

何故ならば、ボラティリティを除く全ての値は明白であるか、

比較的容易に予測がつくからです。

 

 

では、本丸のボラティリティについて行って見ましょう!

 

 ボラティリティとは、

原資産の値動きの激しさを数値化したもの

であると説明されます。

 

原資産については、もうすでに何回か説明していますね。

先ほどのエビアンの例で言えば、原資産とはエビアンそのものです。

 

このエビアンの価格が前後するとした場合*1に、その価格が前後する程度をある一定の計算式に入れて、数値化したものをボラティリティと呼びます。

 

これに対して、インプライドボラティリティとは、

マーケットが示唆しているボラティリティ

のことであると言えます。

 

先ほど、オプション価格を決定する要素として6項目を列挙させていただきました。

 

この6項目を決定することで、オプション価格を求めることができるということになります。

 

しかし、よく考えると、これは、

すでに市場で値付けがなされているオプション価格がわかれば、逆算して

ボラティリティを把握することができる

ということになります。

 

このようにして計算して求めるボラティリティのことをインプライドボラティリティと呼びます。

 

繰り返しになりますが、要約すれば、

インプライドボラティリティとは、市場が考えている(imply=示唆している)ボラティリティ

であるということができます。

  

4.オプション取引の要、グリークについて説明するよ!

前回ではインプライドボラティリティについて解説を行いました。

インプライドボラティリティとは、ブラックショールズモデルなどのオプション価格理論と市場で取引されているオプションプレミアム、その他の指標から市場が想定しているボラティリティのことです。

 

(1)グリークについて

オプションを理解するためには、①デルタ②ガンマ③セータ④ベガの四つのグリークと呼ばれる特性についての理解が必要となります。

グリークというと少し難しい感じがしますが、オプション価格の変化と原資産価格の変化の関係性を示すものという感じで押さえておけばいいのかなと思います。

 

以下順番に解説をしていきます。

 

(2)デルタとは???

デルタとは

原資産価格が変動した際のオプション価格の変動の割合を示したものです。

数学的にはオプション価格を原資産で微分したものとして定義されます。

 

もう少し、簡易に説明を加えてみます。

 

デルタとは

株式などオプション取引の元となるものの価格が変動した場合に、オプションの価格がどれくらい変動するかを示したもの

と言えます。

 

あるいは、株式価格とオプション価格の変動の比であるとも言えそうです。

 

それでは何故デルタという概念を用いるのでしょうか。

それは、デルタヘッジを行い、デルタニュートラにするためです。

デルタヘッジとは、デルタを計算した上でオプションから生じる損益をゼロとするように原資産である株式を購入するか売却することです。

 

(3)ガンマとは何か??

ガンマとは

原資産価格が変動した際のデルタの変動の割合を示したものです。

数学的にはデルタを原資産で微分したものあるいはオプション価格を原資産で二階微分したものとして定義されます。

 

(4)セータとは何か??

セータとは

時間が経過した時にオプション価格が変動する割合を示したものです。

数学的にはオプション価格を時間で微分したものとして定義されます。

 

オプションは上述したデルタとガンマにより、原資産である株式の価格が上昇しても下落しても、儲けることができましたが、オプションを購入しデルタニュートラルにした場合は必ず儲けることができるのでしょうか。

そうではありません。

何故ならば、オプションは①本源的価値②時間的価値の二つで構成されており、オプションの決済時期が近づくにつれて時間的価値が減少していくからです。

この時間的価値の下落に対応するのがセータとなります。

5.バリアンスストリップってなあに?

では、いよいよ、本丸を攻めることにします。

 

バリアンスストリップです!

 

正直、なおも何だろこれって感じなんですよね笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:もちろん、実際にはエビアンを株式と同様のレベルで売り買いするような市場はありませんし、株式のように激しく価格が変動することもないでしょう。なので、ここではわかりやすい事例として、エビアンの価格も株式と同じように増減すると考えてください。