こんにちは、「投資としての仮想通貨」管理人のなおです!
本ブログの趣旨は、投資初心者の方と一緒になって、仮想通貨のことを学んでいくことです。
ですので、投資そのものについてのエントリーもしていく予定です!!
ウォーレンバフェットの理論やジョージソロスの思想などを一緒に勉強できたらいいなと思っています。
ちなみに、ウォーレンバフェットの投資方法を学ぶための最適な本は
です。
ジョージソロスになると、
が有名でしょう。
と、前置きはさておき、今回は、「ビットコイン」について、まとめ見ます!
Contents
ビットコインとは?
まず、一番わからないのは、
「ビットコインってそもそもなんなの?」ということではないでしょうか。
ビットコインなるものが実際にあるのか、ないのか。
まず、そこからわかりませんよね。
日本円のような形のあるものではないので、
例えば、suicaなどの電子マネーと同じようなものと考える人もいるかもしれません。
まあ、最初はそのように考えていてもらっても、
問題はないと思いますが、正確には少し違います。
正確に言えば、電子マネーにはデータ構造自体に価値があるようになっていますが、ビットコインはそうではないということになります。
ここで、引用すべきは、以前紹介しました苫米地英人さんの著書「仮想通貨とフィンテック: 世界を変える技術としくみ」です。
この著書の中で苫米地さんは「現在の「仮想通貨」は「コイン」ではなく「デジタル帳簿」である」という主張がなされています。
これはどういうことでしょうか?!
同著ではこういう説明がなされています。
『「ビットコイン」はそのデータ構造自体に価値があるわけではなく、「AさんからBさんにいくら分のビットコインが渡ったので、Bさんは別の人にその分のビットコインを渡す権利がある」という「帳簿」が次々と受け渡されていくということです。』
この説明でも十分わかりやすいですが、もう少し具体的な説明として、苫米地さんは、次のように言います。
まず、現金と預金通帳の例を持ち出してきます。
現金は、それ自体に価値がある。
つまり、現金をコンビニ持っていけば、ものと交換することができる。
一方で、預金通帳はどうだろうか。
預金通帳をコンビニに持っていっても、ものと交換することはできない。
しかし、預金通帳に全く価値がないわけではないでしょう。
銀行やATMで現金の引き落としをすれば良いのですし、そもそも口座引き落としも可能です。
ビットコインの本質は預金通帳と同じであると主張しています。
この説明は秀逸です。
つまり、ビットコインはいままでの取引の記録が記載されているものなので、現金のようにそのものに価値があるのではないけども、通帳のように、価値あるものの移転の記録がなされているということです。
・「アメリカに住んでいるボブさんからイスラエルに住んでいるシャーロットさんに10BTC送金しました。」
・「シャーロットさんはイタリアに住んでるビアンカさんに5BTC送金しました」
・「ビアンカさんは日本に住んでるサトシに100BTC送金しました」
・・・・
みたいな記録が延々と記録されたものがビットコインなのです。
単純に取引の記録に価値があるかと言われると、それはないでしょう。
しかし、その気になれば、現金化が可能であるという意味では価値があります。
ビットコインはこのような性質を持っているものなのです。
ビットコインの性質を正確に理解し、ビットコインの可能性と限界を正確に理解しておくことで、投資する際のリスクを減少することができるかもしれません。
ビットコインと円などの法定通貨との違いって何?
非中央集権である
通常の法定通貨であれば、中央で管理している中央銀行があります。
日本であれば、これは日本銀行になりますし、アメリカであればFRBになります。
しかし、ビットコインにはこの中央銀行に該当するような中央の管理者がいません。
あるのはプログラミングによって構築されたアルゴリズムだけです。
非中央集権のメリット
中央の管理者がいないことにより、その人たちに支払っていたコストが不要となる分取引に手数料がかからないことになります。
また、ビットコインの決済のスピードは現在は他の仮想通貨に比べると遅いと言われてますが、それでも十分に早い速度を有していると言えます。
ビットコインって何ができるの?
商品の購入が可能
ビットコインを利用して買い物を行うこともすでに可能です。
例えば、ビックカメラなどはビットコインによる決済をすでに導入しています。
今後は、ビットコインなどの仮想通貨による決済ができる企業が増えてくると思います。
所有することで投資としても利用できる
常に価格が変動するのが現在のビットコインを中心とした仮想通貨の特徴です。
そのため、保有することで将来のビットコインの価格が上昇することで、その差分が儲けになります。
海外送金コストが低い
通常銀行による海外送金のコストは一回につき二千円程度かかることが多いですが、ビットコインによるコストはそれよりはるかに低額になります。
当初ビットコインの利用が広がったのはこの送金コストが低いためによるものでした。
ビットコインの入手方法は?
ビットコインは取引所で購入することができます。
正確にいうと、日本で多くあるのは販売所になります。
また、初心者にはかなり厳しいとは思いますが、マイニングという手法により、ビットコインを入手することも可能です。
かつては、個人のPCによって、マイニングを行うことで、ビットコインを入手することも可能なタイミングもありましたが、現在ではほぼ不可能な状況となっています。
ビットコインのリスクって何?
ビットコインに限らず、あらゆる投資にはリスクがつきものです。
というか、ファイナンス理論的には、リスクとはリターンの変動の幅のことをいうのであって、リターンを求めるにはリスクを取るしかないのです。
しかし、ここで重要なのは、許容できるリスクの水準をしっかりと定めておくということです。
自分の財産や給料水準からして、いくらまでなら、溶かしてしまっても良いのか。
この辺りをしっかりと見定めてから、リスクを取りに行くようにしましょう。
これはあらゆる投資にとって共通するとても重要なことです。